本館竣工100周年記念
綱町三井倶楽部物語
綱町三井倶楽部物語3

綱町三井倶楽部が迎えたVIPたち

 昭和28年(1953年)に米軍から返還をうけ、会員制の倶楽部として新たな歴史を歩み始めて以降、綱町三井倶楽部は三井グループ関係者だけでなく、国内外から多くのVIPをお迎えするようになる。中でもVIP中のVIPといえば、昭和天皇、皇后両陛下であろう。両陛下におかれてはなんと6度もご利用頂いている。その初めての使用が昭和28年(1953年)11月28日に開かれた菊栄親睦会。皇太子殿下(今上天皇)の英国女王戴冠式出席の帰朝祝いで、天皇、皇后両陛下もおいでになった、両陛下は会食や庭園内の散歩を楽しむなど、きわめて家庭的におくつろぎになられたという。両陛下をお迎えした当時の三井不動産社長・山尾忠治は「当社は申すに及ばず三井関係各社としてまことに光栄に存じます。両陛下をはじめ皆様に『よい倶楽部だ』とおほめにあずかり感謝しております」と語っている。民間人においてもその顔ぶれは豪華そのもので、政・財界、芸能界、スポーツ界等々、ゲストであったり、出演者としてであったり、それぞれその目的は異なるが、それは百花繚乱と形容するにふさわしい。一部の名前をあげただけでも、吉田茂ほかの歴代総理や大臣、海外からはニクソン(後に大統領就任)、ライシャワー元駐日米国大使、ロバート・ケネディ元米司法長官、イランのパーレビ元国王、インドネシアのスカルノ元大統領、ブランデージIOC元会長、大富豪のロックフェラーやロスチャイルド等々、きら星のごとく有名著名人が並ぶ。芸能界からは森繁久彌など大御所の面々。スポーツ界では長嶋茂雄や王貞治も訪れ、バーでのひとときを楽しんでいる。

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